燃料電池材料事業
燃料電池材料事業では、地球温暖化により世界的な問題となっている地球環境問題を解決する為の研究開発を行っております。
燃料電池関連材料の一例としては
●複合酸化物
SOFC材料(電極材料 電解質材料 インターレイヤー)
弊社の強み
1.クエン酸合成法
この方法は、金属イオンの炭酸塩または水酸化物のスラリーにクエン酸を反応させ、さらに加熱により透明前駆体を得ることに特徴がある。焼成後に合成された酸化物は、他の合成法すなわち固相反応法や一部の共沈法と異なり、組成の制御が容易であり、さらに均一で定量的な微量化合物添加が可能である。原理的にはこれらの金属複合酸化物の組成のずれはなく均質な粉体を得ることができる優れた合成方法である。さらに、大量生産においても同様な合成組成物を得る事が可能である。なお、このクエン酸合成法は有機溶媒を使用しない水系合成であることから、廃水処理などの環境問題がなく危険度の少ない合成法である。
クエン酸塩法による複合酸化物フローと特長
2.原料の安定供給
自社中国工場保有による希土類原料の安定供給
SOFC材料の一例
Material | Particle size (μm) |
Surface area (m2/g) |
|
Cathode | La0.8Sr0.2MnOx | 0.4-0.6 | 5-9 |
La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8Ox | 0.6-0.8 | 6-8 | |
Electrolyte | Gd0.1Ce0.9Ox | 0.1-0.3 | 9-11 |
Interlayer |